当日、訪問しても、会う事を拒否されてしまうことも多いと、NPO団体の担当者から前もってアドバイスがあり心配ではありました。
普段、人と話す機会を大きく失ってしまった不登校は、「誰かと話したい」という気持は、存分にあったとしても恐怖や不安で大人たちの想像以上に心の障壁が高いとのこと。
大学院生のMさんが、我が家に初めていらしたときは、我が子は2階の自室に鍵をかけて
部屋に籠っていました。
私がドア越しに呼びに行きましたが、出てこず。無反応。
やっぱりダメかあ~⤵と、半ばあきらめてもいたので、しつこくせず2階から下りて
1階で待つMさんへ、その旨をお伝えしました。
Mさんが、「僕が直接声かけてきます。いいですか?!」と私のうなずく表情を見ると
すぐに2階の我が子の籠るドア越しへ。
「ポケモンゲームやってるの?! レベルは?何で戦うの?! へー、その技は知らないから少しだけ見せてくれる?!」のような、問いかけに
我が子「うん」
Mさん「じゃあ、下で待ってるよ。」
我が子は、すんなりゲームのある1階まで下りてきたのです。
1階リビングでMさんの横並びに座り、我が子がゲームしながら得意げに話して
いる姿には驚きでした。
同じ年でもなく、全く違う住所地からのMさんは、我が子にとっても安心して同じ空間を共有できる人だったようです。
時間は初回の為、1.5時間でしたが通常2時間になります。
本人の希望により、毎月1回遊びに来ていただくことにしました。