脱不登校

不登校と呼ばれてからの経緯や流れ

中学入学したら薔薇色の中学生か。。。

やっと我が子も、中学生になる。中学生活を送るんだ。

と、親は思っていました。

これで、不登校と呼ばれることから離れられると。。。

しかしながら、入って1週間もたたないうちに

我が子は、中学には行かなくなった。

 

何かあったわけでもない。

友達といざこざがあったわけでもなし。

不登校の子どもたちを思いやり、配慮のある先生たち。

授業も一斉授業ではなく個人を大切にしてくれるスタイル。

 

学校に相談すると、「お子さんは、まだ充分に休みきっていないのです。この学校は

出席しても欠席しても、大丈夫な学校です。まずは本人の意思を大事にしていきましょう。」とのことでした。

 

この時、学校に毎日通学しているお子さんがいらっしゃるのに

どうして、うちの子は?!。。。の疑問や焦りは、すぐには解消されませんでしたが

段々とその意味を理解できるようになっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

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不登校特化の中学校 入学式 不登校ライフ15ケ月目

サクラの舞う、4月、不登校ライフ15ケ月目に
入学式を迎えた。

子どもは、ほとんど家から出ない生活だったので
人が多く集まるセレモニーのような場所は久しぶりで

花粉症でもないのに、マスクをしてなるべく人々と目を合わせないように

落ち着かない様子だった。
そわそわした感じで、緊張気味、こちらが少し話かけようものなら

怒り気味で返答してくる。。。きっと余裕がなくいっぱいいっぱいなんだと

やり過ごしていました。

正直、不登校専門の中学だから、在校生の方々も、我が子と同様な

雰囲気かと思っていたのですが、全くの思い違いでした。

在校生の方は、入学式のお手伝いを明かるく楽しそうにされていて

入学する新中学生に優しく声かけをしてくれていました。

 

不登校だから暗い

不登校だから話さない

不登校だから学校行事に参加できない

全てを打ち消された入学式だった。なんて、自分は狭い偏った考えの中に身を置いていたのだろうと。

 

 


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不登校ライフ13ケ月目 不登校特化の中学に入学できる

6年生の2学期12月から3学期の2月まで、小学校卒業を控え進学先に

 

悩みながら、過ごしていました。

 

不登校になってしまった小学校の教頭先生からも、そろそろ進学先をどうするべきか

決めることを促されました。

 

親や周囲の大人たちが、あれがイイ。これがいいのではないか?!と

議論しても、肝心かなめの子どもからは、ほとんど本音の気持ちを

聞けずにいたので、下記のような選択肢を平易な言葉で説明して

子どもの意見を得られるようにしました。

 

不登校特化の中学に進学するか

 

②地元の公立の中学に進学し、保健室登校にするか

 

③中学校には敢えて通学せずにフリースクールで過ごすか

 

④自宅で過ごすか

 

子どもの様子からは、毎日通学することは不可能なことだと

わかってはいたけど、やはり中学に進学する子供の姿をつい想像して

親ばかりが理想的な我が子像を思い描いていました。

 

親とは期待ばかりしてしまう生き物ですね。

 

子どもが中学をどう考えているかどうか、可能な限り聞いてみて

 

最終判断をしました。

 

現在の不登校になってしまった小学校へは戻れないけど、本当は通学したいと

 

以前見学に行った、不登校児に特化した中学へ進学意思があることがわかり

進学先を決めることができました。

 

とは言え、進学前に入学判定を受けなければならず、小学校の先生方に

調査書を書いて頂きました。

その他、当日には親子で面接もうけました。

 

まだ、家で休んでいた方が良い状態であるかどうか、また本当に子ども自身が通学を望んでいるだろうか等を判断されていたようでした。

 

数日後の判定結果で、入学することが認められ、子どもも親も一区切りついた気分に包まれ安堵感を抱いておりました。

これで、4月から中学生。

ここからやり直せばいい。

やっと、不登校から脱出できる。。。と希望をもっていたのですが。。。

 

 

 

 

不登校児 習い事に誘われてテニススクールへ

不登校ライフ11ケ月目 ちょうど小学校6年生の11月頃

 

我が子のクラスの友達に声掛けられて、テニススクールへ入会することになった。

 

小学校低学年の時から仲良くしてくれていた、ご家庭でもあり

 

私らを気に掛けてくださる、ありがたいご家庭だった。

 

我が子も、訪問サービスで大学院生のお兄さんが自宅に訪問してくれる以外

 

毎日毎日、自宅で過ごすことに飽きてきていたので、友達の誘いに

 

軽いノリで連れていってもらった。

 

テニススクールは同世代の子ども達で、12名ワングループとなって2人コーチが

 

見てくれる体制だった。

 

勢いでスクールに入ったはいいものの、やはり我が子だけは、集団に入って習うことは

 

出来なかった。

 

テニスレッスン体験時は、集団に溶け込もうとレッスン時間を過ごせたのです

が、それ以降テニススクールのレッスンは受講できず

 

レッスン時間には集合しても、集団に入ろうとせずテニスコートから離れ、ベンチに

1人戻ってきてしまう。

 

結局、我が子だけ、やめることになってしまった。

 

家で半年以上過ごしていたせいか、体力も気力も落ちてしまったこと、同年代の

子どもたちと一緒に過ごす雰囲気がいたたまれなかったとのこと。

 

土日にテニススクールに来ている、同世代のみんなは、学校へ通学している。

 

取り立てて何かを言われたわけではないのですが、不登校児ならではですね。

周囲の視線が気になってしまう。そして、なにより、普段 学校に行っていないことのうしろめたさに襲われて、身動きが取れなくなってしまったらしい。

 

力なく、うつむいてトボトボ歩く我が子に静かに寄り添いながら

「良い突破口になれば良かったのになぁ」と思い、

 悲しくなってしまった。

 

不登校でも習い事は通えているお子さんも、少なからずいらっしゃるので

我が子のケースがまれかもしれませんが。。。

 

不登校ライフ中に試してみた一つの事例になりました。

 

参加したい気持ちと行動は、真逆になるのも不登校あるあるですね。

 

 

 

 

 

 

不登校親の会 参加するのは、母親 or 父親

不登校親の会は、不登校ライフの私にとって月数回でも、心の救われるイベントに

なっていました。

 

親の会を2~3か所を掛け持ちで参加されている方も多くいらっしゃいました。

 

いつも思うのが参加者は、圧倒的に母親が多いですね。

 

なぜだろうか。。。

 

確かに一歩踏み入れるまでは、勇気のいるイメージなのでしょうが。

 

母親が先に数回参加した後、お父さんをあためて連れていらっしゃるパターンは

常時でした。

 

 ご参加されたお父さん方からは、

「自分の子どもがこのままでいたら、いったい社会に出てやっていけるのだろうか。。。」

 

「来る日も来る日も、昼夜問わずゲームばかりしてる姿を見て、どう声掛けて良いのか

 わからない。。。」

 

「前の日の夜に明日は、学校行くって言っていたのに翌朝は布団から出てこず行かない

 子どもについ怒ってしまう。。。」

 

と、複数のお父さん方から、上記ような悩みをお話をされていたのをよく憶えています。

 

 不登校支援の専門家からは、

「俺の子だから、大丈夫。とドーンと構えて信じてやっていてください。 

明日は学校に行くって話していた不登校の子は、前日の夜には本当に学校行く気でいるんですよ。それは本当なんですよ。登校前にお腹が痛くなるのも同様です。本当に痛くなるのですよ。

 しかし、翌朝になると行けなくなってしまう。よくあることです。

行けなくなってしまった自分を責めていたりするのですよ。

家族にも申し訳なく思ってしまって、部屋から出てこられなくなる。

安心して家で過ごせなくなるので昼夜逆転した生活になってしまう。

だから安心した環境でしっかり休ませることが、今は必要なんです。」

と、おっしゃっていました。

 

つまりは、安心して過ごせる環境とは、一緒にいる家族が不登校を受容すること。

私自身がそうでしたが、不登校の我が子を受け入れるということの難しさを悟らせられました。

男女平等で女性も社会進出してはいますが、父親たちから出る言葉に「社会」「世の中」が頻発するのは、社会での仕事の厳しさを踏まえて、子どもを見てしまうからだろうと、考えました。

 

一方、母親たちは、不登校の子どもを抱えての心配ごとは当然であるが、同じ悩みを持つ仲間と話すことで安心感を得て悩みからくるストレスを解消しているように思えました。

 

親の会に参加するのは母親だから父親だからは、関係なく

 

不登校の子どものあるがままを受け入れたうえで

共通認識を高めているご家庭は、子どもさんの回復も早いように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校向け訪問支援って何ぞや?!

不登校支援の訪問支援って、何ですか⁈

どんなことをして過ごすのか?!

とよく尋ねられましたね。

 

NPO団体が取りまとめている、主に大学生や社会人を不登校児のご希望と性格とを

総合的に考慮のうえ、適した方を選んでくださるそうです。

 

来てくれる方が決まったら、事前に親と学生さんだけで、話をする時間がもうけられます。

 

NPO団体の人からは、「訪問した大学生たちから不登校児に学校に行くように、説得をお願いをされる、ご家庭がありますがそれはお断りしています。

せっかくの信頼関係を壊さない為です。」とご注意がありました。

 

その他注意事項は、1回訪問2時間でワンセット、自宅で過ごすときは保護者は必ず在宅していること。

勉強をみてもらうことは出来ないが宿題程度は、OK。

 

我が子は、専ら2時間ゲームをして遊んでもらっていましたね。

 

個々によって状態が違いますが、外出が全然平気なお子さんであれば

一緒に外出もしてくれるそうです。

 

我が家にいらし大学院生のMさんから聞いた話によると

引きこもりのお子さんが部屋から出てこないので、来てほしいと要望を受け

訪問すると、大体は訪問を重ねていくうちに3ケ月以内には、出てきてくれるようになっているとか。。。

 

うちの子が訪問を受けていた頃、ちょうどポケモンGOが流行りだした頃で、

その流行りの勢いも手伝って、引きこもりから外にでられるようになり

一緒に外出できるケースも増えていったとか。。。

 

専門家からは、外に出たい気持ちときっかけ(タイミング)が、

調度合ったのではないかとのこと。

だから、みんなが訪問支援を受ければ外出できるようになるは違う。

大事なのは、子どもをゆっくり休ませながら、タイミングを見ていくことが大事。

 

待つことは、大事。

頭でわかっていても、親の私にとっては、一番大変なことでした。

いつまで待てばいいのか、わからないし。

 

それでも、

不登校ライフが2016年から始まり、現在まで6年程たちましたが

待ったかいは、確実にありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校に特化した中学 見学に行く

不登校ライフは続行 

小学校6年生秋10月にそろそろ進学について考えなければならなくなった。

 

不登校専門の中学校に見学に行くことになった。

 

いざ、行こうとすると足がすくむ我が子

 

マスク、パーカーフードをかぶり、完全防備で車に乗せて、出発

 

中学校に到着した。

 

余裕のない我が子、私の後ろに隠れるようについてくる様

 

数年前は、このような姿が想像もつかなかった。。。

 

しかしながら、不登校に特化した学校に私たち親子は大変救われた。

無理強いせず、集団で説明会を聞くときも、外にすぐにでられるように

配慮した机、テーブルの並べ方。

 

自由に校舎を見て回り、廊下に置いてあった生徒が使用して良い冷蔵庫を発見

中の扉を開けてもよしとのこと、開けたら、飲みかけのコーラが1本だけ入ってました。

学校にコーラという、なんとも今までは学校規則に雁字搦めだったルールから

逸脱してるユニークな中学校を、我が子は気に入った様子だった。

 

こんな場所があることに感謝!!